小説が面白くないように感じる人になってしまった。書評:梟の城 司馬遼太郎著

2018年7月10日火曜日

小説が面白くない年齢?

最近、小説を読んでも面白くないです。

35歳を過ぎたあたりから、小説が面白くないように感じていましたが、今回、高校の時にはまった司馬遼太郎著、梟の城を読んで、それをはっきり認識しました。


小説が面白くないのではなく、小説に対する考えや感じ方で自分の方が変わってしまったようです。

おそらく米国株投資の本を読やお金に関する本を見ると、小説という非現実の世界でのことが、意味がないように感じてくるだろうと思います。バフェット本や米国の投資本はかなり具体的で現実での話ですから、現実のヒリヒリする世界を体験すると、本の嘘の世界を冷めた目で見るようになったのかもしれません。

正直、小説を読んでいると、時間の無駄だと感じたり、読んでも意味がないのではないかと物足りなさを感じたりしています。

昔、歴史小説にはまっていたときもあり、それを思うと変化に自分で少々驚きますが、変化はしょうがない。まあ、全部が全部面白くないのではなく、当然面白い本にたまに出合うこともありますが。



小説を現実的な視点が邪魔をする

司馬遼太郎さんの梟の城は直木賞をとった、戦国時代を舞台にした忍者ものです。

天正伊賀の乱で落ちぶれた忍者が、時の権力者・豊臣秀吉を暗殺しようとする物語です。エンターテインメントなので、忍者が天井に張り付いたりするわけですが、天井に人は張り付けるのかとか、いろんな現実的な視点が邪魔してなかなか楽しめない。

小説だし忍者ものなのだから、そういうもんだろうと思わないといけないのですが、どうもそういう風に思えない。

実際の忍者は、飛びながら回転するような、スーパー体操選手のような人々ではないと聞きます。

そういうのを聞いたものだから、一瞬で人を殺したり、天井に張り付いたりする場面をみたりすると、どうも違和感を感じてしまうのです。

だから小説だからしょうがねえだろう!!という突っ込みに戻るわけですが。



現実世界で役に立つ本が好き

小説よりも現実の世界で役に立つ、実用書の方が最近は好みになってきています。

なんかそういう現実的な部分が嫌で、あえて小説を読んでいたのですが、高校の時に楽しめた梟の城を再読して、あんまり面白くないと感じた時、「ああ、俺はもう小説を楽しめない人間になっているんだ」とはっきり悟りました。

投資の本を見て、実際に株を投資して自分の資産が毎日動いているのを見ると、やはりそちらの方が刺激が強いです。

そして実際に自分の金がかかっているのだから、小説という世界での出来事より真剣になるのは当然です。

なんか感動を失くしてしまった人間のようですが、そうではなく、真剣になれるものを見つけたということを喜ぶべきだと思います。

本は小説というジャンルだけではないのですから、いろんな種類の本を楽しめばいいだけです。

面白い小説もあるにはあるので、たまには小説も読みますけどね。