億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

2016年7月10日日曜日

投資ネタ

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

メアリー・バフェット (著), デビッド・クラーク  (著), 井手 正介 (翻訳)

長期投資のための役立ち度 ★★★★★

米国株の役立ち度 ★★★★★

読みやすさ ★★★★★

エンターテインメントな面白さ ★★★☆☆

繰り返し読むべきか  ★★★★★



この本は非常にバフェットの考えが分かる本で、役に立つ本だと思います。

まず著者のメアリーバフェットさんはバフェットの息子の元嫁さんです。

元嫁ということで、縁はありますが微妙な関係ではあります。

まあバフェットとのつながりを最大限生かしている人ですが、それだけで本が売れるわけではなく、やはりかなり奥深い本です。

相当バフェットの投資を勉強していると思います。

翻訳者の井手正介さんは米国投資本の有名どころ、役に立つ本ばかりを翻訳している方で有名です。

この人の翻訳した本を読んでおけば投資本としては間違いないと思います。



基本的にこの本はバフェットが長期投資を行う、「消費者独占型企業」という企業について詳しく述べられています。

この「消費者独占型企業」という発想ですが、今のバフェットは少し発想を変えていると思いますが、内容をしっかり読めば企業や投資に対して深い知見を得ることができるように思います。


なぜ消費者独占型企業が良いのか、その仕組み、また数値面から解説していて非常にバフェットのいう「消費者独占型企業」というものが理解できたと感じる本です。


しかし私は疑問に感じる点もあって、「ROEの高い企業は株価も自然と高くなる、EPSも上がる」というところです。

これは間違いでもなく、意見の相違なだけですが、ここの疑問をはさめるのもこの本が与えてくれた知見のおかげだと思っています。

(どういう疑問化というと、ROEが高い企業でも株価がずっと上昇しているわけではない。IBMはどうか。ROEが高いということは大まかにいうと、利益率が高いということと同義と言えなくはないか)


本の読みやすさはいいです。

井手正介さんの訳がいいんでしょうね。


エンターテインメント的な面白さではないですが、投資本としては十分面白いです。


中身は消費者独占型企業を書いているので、単純と思っている人もいるかもしれませんが、こういう本を繰り返し読んで知識をものにしたいですね。