このブログを検索

成長を伴わない上昇相場~バロンズより~

2016年9月10日土曜日

独り言

マネックス証券で無料で見ることのできる、バロンズに興味深い記事が載っていました。

「成長を伴わない上昇増場。株価は上昇、失業率は低下、しかし企業利益は伸びていない」

という記事です。




最近の米国株の上昇に一抹の不安を感じていたのですが、この記事を見て何を不安に感じていたのか分かりました。

企業利益の成長がない中での株価上昇ということは分かっていたのですが、なぜ株価が上昇しているのか、ということが良く分かっていませんでした。

自分なりに考えていたのは、米国株には世界中から資金が集まるから、米国株は順調だということです。

やはりいざという時のドル頼み、比較的良好な経済、ということで米国株に資金が集まるのだろうと。



もちろんそれもあると思いますが、記事に載っていたのは、

「株式リスクプレミアムの崩壊」

です。

通常投資家は株を買う際、リスクプレミアムを要求します。

国債は無リスクなので求めませんが、株の場合は先行き不透明ですし、利回りも保証されていない。

そこに投資家はリスクプレミアムを求めます。

ただ最近は国債に利回りがない、政策金利はゼロもしくはマイナスの状況が続くと、投資家は利回りを求めて、株に手を出さざるをえない。

「言い換えると、S&P500指数構成企業の利益が2014年をピークに伸び悩んでいようと、米国の消費者が経済を下支えする一方で英国の欧州連合(EU)離脱による不透明感で欧州経済が停滞しようと、中国の信用や建設支出が減速しようと、大した問題ではない。投資家はただ、リターンを得るために株を買うしかないのだ。」(バロンズより)



米国に資金が集まる、株を買わざるを得ない、という状況はまさしく消去法の選択であって、他に買うものがないから株を買う。

結果米国の株価が上昇する。

ということです。



理由はどうであれ、米国株は買われているわけで、株価は最高値を更新しています。

株を買って皆が売らなければ、株価は下落しないわけであって、特に売る材料もなく、まさしく他に買える資産もありません。

しかしどうも釈然としないのは私だけでしょうか、、、?

そこにどういう落とし穴が潜んでいるのか私には分かりませんが(もちろん潜んでいない可能性もある)、サブプライムローンの時も誰も落とし穴の存在に気づいていなかったということは非常に気になります。