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AT&T(T)のタイムワーナー(TWX)買収は良いのか悪いのか?

2016年11月15日火曜日

AT&T 個別銘柄 独り言

AT&T(T)がタイムワーナー(TWX)の買収を発表して時が経っています。

トランプさんの話題でこの合併話は忘れられていますが、私は全く忘れておらず、無い知恵絞って考えております。

「Tはこれからも買っていっていいのか」と。

トランプさんは反対するということを言っておりましたが、、、。




TのTWXの買収話など世間ではすでにあまり関心を持たれていませんが、実現すれば世の中がけっこう変化するかもしれないことだと思います。

TとTWXが合併すれば、視聴者はますますコンテンツをネット経由、もしくはモバイルで見ることになるかもしれない。

すでにネットフリックス、アマゾンプライムなど米国では普及が進んでいるようです。

TとTWXが合併すればその流れは本格的になるんじゃないでしょうか。

自分のスマホで良いコンテンツが見られれば、視聴者はますますスマホから動画を見そう。



独禁法の問題もあり、1年くらい合併の審査がかかるんじゃないかみたいなことも言われています。

実現するかどうか分かりませんが、少し考えてみたいと思います。



そもそも私がAT&Tを買った理由は、高配当であること、連続増配であること、電話は誰もが使うものであること、という単純な理由です。

そうはいってもTの事業は個人向け電話だけではなく、衛星テレビや事業者向け通信サービスなどを展開しています。

そういうことになると、すべてを理解できる自信はなく、ただ高配当、連続増配、売り上げ利益がそれなりに伸びている、電話は誰もが使うもの、という上記の3つの理由がTの株を保有する理由となっています。



しかしTがTWXを買収するとなると、前提が変わってきます。

まずTは何の事業になるのかということです。

メディア企業を買収するのですが、Tは通信です。

通信メディア企業というべきか。



通信メディアとなると思いつくのは、

「TWXのコンテンツをTの契約者しか見られないようにする、もしくは安く見られる、優先的に見られる」

ということです。

独禁法に引っかかるのはまさしくこの部分だと思います。

視聴者がTと契約しないと、TWXのコンテンツを見られないとなれば、視聴者に不利な状況が生まれる可能性があります。

契約料金が高くなるとか。(多分、追加料金を払えばコンテンツを見られるようになる)

それか他の通信事業者がかなりの打撃を受けるか。

契約者に長期的には不利になりそうな気配がします。

電話は誰でも使うものですから。



しかしTの狙いはまさしくそういうところでしょう。

通信業界の契約者獲得競争は、相当熾烈なようです。

多分、利益率がかなり低くなっているものと思われます。

そこからの脱却には差別化する必要があります。

Tにとっては、それが衛星テレビのディレクTVであったり、今回のTWX買収だと思います。

魅力的なコンテンツを揃えて、契約者を取ると。



私は個人的にワーナーの「新バットマン三部作」「ハリーポッター」が大好きです。

それがもし、自分が契約していない通信会社限定でしか見られないとなれば、非常にむかつきますね。

しかしハリーポッターとかDCコミックスの映画というのは非常に魅力的ですので、視聴者を引きつけるコンテンツではあります。



TがTWXを買収するとして、そのコンテンツをどのように展開するのか次第でも話は変わってきます。

映画をTの契約者限定ということは絶対にないでしょうが、Tの契約者はいち早くネットを通じて映画を見られるとか、安く見られるとか、Tの契約者限定のコンテンツがあるとか。

またワーナー専門チャンネルを作る、もしくはディレクTVに専門チャンネルを作るなど、なにかしらコラボするとか。

色々考えられますが、うまいことやれば確かに他の通信会社とは差別化が図れそうな気がします。



しかしTにとっても買収に多額の金がかかるわけで、独禁法についてもあらかじめ議論されているはずだから、かなり大きな勝負でしょう。

借金をするのなら低金利の今、ということになったのかもしれません。

発想は良いと思いますが、借金が膨れ上がるので、非常に博打的な要素は高まります。

Tのような大企業が上手いこと生まれ変われるのかも疑問です。



正直、通信会社からメディア企業に生まれ変わってくれた方がいいと思うのは私だけでしょうか。

通信はもうきついっすよ、メディアの方がいい、、、。

多分、合併しても借金も増える、先行きは分からないということで、しばらくは株価は停滞しそうな気がします。

それまで粛々と買い進めるか、耐えられるか、ちょっと考えどころですね。