米国の本当の景気回復はこれからかもしれない。

2017年6月15日木曜日

独り言


このブログを書いているのが、14日20:00です。注目のFOMCを控えています。6月の利上げは決定的で、あとは次の利上げがいつになるのか、そして回数、出口戦略はどうなのか?といったことが注目されています。いつも以上にイエレン議長の会見に注目が集まっています。


緩和からの出口戦略は難しい

しかしFRBに限らず、一般的に中央銀行の緩和政策からの出口政策というのは難しいことです。出口戦略は世の中からお金を吸い上げることに他なりません。一度、世の中をお金じゃぶじゃぶ状態にするとそれを覆すことはかなりの苦痛を伴います。それに慣れ切っていますから。金利の上昇や資金の引き上げに伴い資産価格の下落などを引き起こす可能性があります。出口戦略とは、中央銀行が「今から世の中の景気が悪くするね~」と言っているようにも見えます。だからFRBは出口戦略に慎重になっている。(バーナンキショックみたいになれば大変。)



で、その出口戦略の議論ができる米国というのは、経済の足腰がしっかりしているとは言えないが、日本や欧州に比べるとまだしっかりしているということが言えます。日本は出口戦略なんて言えば、どれくらいのショックを引き起こすか分かりません。


中央銀行のバランスシートが正常でないと、、、

しかし中央銀行はバランスシートを元に戻しておかないと、次にリーマンショックのようなことが起これば金融緩和できないでしょう。仮に今、危機が起こるとすれば、FRBならまだ緩和はできますが、日銀はもうこれ以上緩和をしたくてもできないんじゃないでしょうか。そういう事態に陥らないためにも出口戦略はやったほうがいいと思います。



本来、緩和マネーはなかったお金のはず。

また「出口戦略が終了することが、真の意味での景気対策終了だ」ということが言えるのか?リーマンショックが起きた後、中央銀行は世の中にお金を大量に供給しましたが、そのお金はリーマンショックのような危機が起きなければ供給されなかったお金です。それ以上深刻な状態に陥らないために、中央銀行が緊急的にお金をばらまいて止血する、という類のものです。


ですので、その中央銀行がそのお金を回収して初めて不況前のゼロの状態に戻る、といえると思います。そのお金がまだ世の中に出回っているということは、まだ不況から脱したとは言えないのでは、といえると思います。


これから本当の経済の強さが試される

米国が出口戦略を議論できる≒緊急なお金を必要としなくなったかもしれない、ということは、米国はようやく今になって、先のリーマンショックから立ち直り始めたと言える可能性があるわけです。ですので私はむしろ、米国の景気回復はここからが本番じゃないか?と少し思っています。ちなみに日本は緊急なお金が無くなると大変不味い状況だと思うので、リーマンショック後の景気回復はうまく進んでいないんじゃないか?と思います。欧州はそこそこかな?


米国経済が自立して歩いてくのはこれからだ、という話でした。