P&G。物言う株主の登場で面白くなってきた。

2017年7月21日金曜日

個別銘柄 独り言



P&Gに物言う株主が乗り込んできました。



物言う株主登場。

今年の2月くらいから話題になっていましたが、ここにきて表面化してきました。ペルツ氏率いるトライアン・ファンド・マネジメントとP&Gは、4か月間ほど話し合ってきたようですが、話し合いに決着はつかなかったようです。で、ペルツさんが「バカヤロウ、俺が取締役になるわい。ヒイヒイいわせたるからな」と委任状の争奪戦になっているようです。


株主は利益が上がらないと不満。

基本的に会社というのは、見ず知らずの他人を自社の取締役なんかにならせたくはないと思います。米国も日本も。勝手にずかずかと他人に入られると面白くない。まあ、正直、見ず知らずの人間はその会社のやっていることのトーシロでもありますし。


が株主としては遅々として利益が上がらない状況をみると、少しイラついてくるのも確かです。株主は利益を出してくれることを期待しているわけですし、そのために経営陣を雇っているからです。なにやってんだと文句が出てもおかしくはない。会社は経営陣や労働者のためだけのものじゃないですから。


P&Gもやってるつもりなんだろうけど。

P&G側としても、「ブランドの整理を行ってコスト削減を充分に行っている」と言っています。



確かにコスト削減により、営業利益は上がっています。売上は下がっても、営業利益は同じ水準、EPSも同じです。しかし株主が本当に望んでいるのは、明らかに営業利益であり、EPSの上昇です。売上は横這いでEPSが上昇というのなら話は分かりますが、結局EPSが同じなら正直意味はありません。申し訳ないですが、ただ不採算部門のカットをするだけなら、けっこう簡単です。


ペルツ氏はそこを突いてきているわけですが、正直ペルツ氏の目的もわかりません。最初にこのニュースを目にしたときは、「いいじゃないか」と思いましたが、ただ短期で売り抜けたいだけなら、よそでやってほしいと思います。ただマネックス証券のサイトには、「企業の長期的価値を企図して投資することが多いとされる」と書いてありました。私は正直、ペルツ氏に期待しています。


P&Gには多少のショック療法を与えて欲しい。

P&Gの組織はなんかエリート化されているんじゃないでしょうかね。能力はあるけど、がむしゃらさ・泥臭さが足りないような。正直、売り上げ減の営業利益率上昇なら、不採算部門を売却して、広告費でも削減すればいい。優秀で知られるP&Gの人間がこれか、という気もします。アマゾンを見習ってライバルは徹底的に潰す、というような姿勢でいって欲しいですね。まだまだいけますよ。


まあペルツ氏の登場によりどこまで改革が進むのかは分かりません。日本にいると、こういう場合絶対に投資家側が負ける気がしますので、どうも先行きは不安です。が、ぜひペルツさんには頑張っていただき、投資家の利益を代弁して欲しいですね。多分P&Gには多少の混乱が必要だと思います。組織を活性化してもらいたいですね。