微妙なウェルズファーゴ(WFC)2017第2四半期決算。

2017年7月16日日曜日

個別銘柄


ウェルズファーゴ(WFC)の2017・第2四半期決算の発表がありました。結果は上記の表の通りです(数値や情報はすべてマネックス証券を参照しています)。EPSは『1.01ドル→1.07ドル』とアナリスト予想を上回っていますが、総収入は『224億7000万ドル→221億7000万ドル』とアナリスト予想を下回っています。この発表を受けて株価は1.1%下落しました。


結果は???

まあ結果は???な感じでしょうか。EPSはあがっても、EPSの基本的な元となるのはやはり総収入=売上ですから。金利上昇の現状でこれは、、、。


JPモルガンなどの他の大手行も同じ日に決算発表を行ったようですが、これらの大手行に対する市場の期待はけっこう高かったようです。利上げがあったわけですし、ストレステスト全行合格で雰囲気も良かったと思います。なので中途半端な内容では物足りない感じいのかな。JPモルガンの株価も0.91%下落しています(93.10→92.25)


決算の中身ですが、プロではないのではっきりとはわからないです。がやはりFRBの利上げにより融資事業の業績は押し上げているようです。その一方でモーゲージ部門(住宅ローン部門)は-18.8%減となっています。利回りの上昇によりローンの借り換えを控える人が増えているようですが、WFCといえばアップダウンの激しいトレーディング収入などに頼らない、従来の住宅ローンなどの銀行業務が得意なことが強みのイメージがあります。そこが弱いのは気になるところではあります。顧客の不正口座問題がお客さんに敬遠される部分もあるのでしょうか。WFCに投資している人が期待しているのは、こういう堅実な部門だと思います。


金利があがれば受け取る収入も増えると思いますが、WFCの場合、総収入が減っているので動きが逆行していないか?とも思えますが、銀行経営の中身はもっと複雑なのでしょうか。


訴訟関連費用が上昇。

経費が上昇しているのも、WFCにとっては痛い問題です。訴訟関連費用が最大13億ドル拡大する可能性があるといっているようです。とんでもない額です。馬鹿なことして、利益どころか余計に高くついた感じです。本当はいらなかった費用かもしれないだけに痛い。信用はすぐに崩れるが、取り戻すのには時間がかかる、といいますので、まだ道半ばという感じがします。


WFC単体では逆風あるも、業界全体には追い風が、、、。

全体的に見れば、金利が少しは上がっているはずなのに総収入が下がっているのは怖いな、という印象を受けました。まあ全体的に金利収入は増えているようですが、、、。14日に発表された大手行の中では、はっきりいて一番悪い決算発表だったように思います。株価も一番下げている。まあ、とはいってもまだまだ利上げは続きそうで銀行業界には追い風だと思います。また今の不正問題もカタがつけば将来良くなる可能性もあるので、売るようなことはないと思います。WFCは手堅く地道にやってほしいです。