リスクの大きさがリターンの高さなのか?

2017年8月28日月曜日

独り言

効率的市場仮説


世の中には「効率的市場仮説」という小難しそうな名前の金融理論があるようです。私は当然詳しくは知らないのですが、米国株投資の本を読んでいるとちらほらと出てくる名前ではあります。


この仮説は、市場はあらゆる情報を瞬時の織り込むため株価は適正である、という内容だと私は解釈しています。


が、この仮説の言っていることは、素人目に見ても「どうも怪しい」と感じます。「株価に適正なんてあるはずないだろ?」と。正しくないから大儲けする人がでてくるんじゃないかとか、たまに間違えて大幅下落した株価が戻すときあるじゃねえかと。瞬時に株価に織り込んでいるのかもしれませんが、米国株投資の本でも効率的市場仮説がすべて正しいといっている本は無いと思います。



経験的には、少し合っている気がするんだ、、、


確かハワードマークスの「投資で一番大切な20の教え」では、「効率的市場仮説はすべて正しくないかもしれないが、合っている部分もあると思う」ということが書かれていたと思います。


私も恥ずかしながら「株価はおおむね適正である」という見方に一部同意します。


例えば昨今、米国株界隈を賑わせるウォルマートなどの小売業。ウォルマートのPERは18.92倍、私が株を保有するターゲットのPERは11.21倍となっています。


ウォルマートは今回の決算での利益が落ち込んだとはいえ、ターゲットよりウォルマートのPERが高いのは間違いないところです。両社とも小売業で、いろんなことがありながら業績も比較的安定しています。なのでPERは同じように比較できると思います。


で、ウォルマートとターゲットの投資家が付けている値札は正直、おおむね合っていると思います。普通ウォルマートの方が人気高いでしょう。ウォルマートとターゲット、どちらが安定していそうか、有望か、将来残りそうか、と聞けば、大抵の投資家は「ウォルマート」と答えるでしょう。ターゲットの株を保有している私もそう答えます(そう答えるんかい!)。



同じような事例をちらほら見かける気がする


でこういう事例はたくさんあり、AT&Tとベライゾン(ベライゾンの方がいい)、P&Gとコルゲート(同じくらいのPER)、IBMとマイクロソフト(言うまでもない)、など比較すると概ねつけられている値札は納得するものが多いです。


やはりターゲットの価格はリスクを織り込んでいるものだし、ウォルマートの株価はターゲットよりかは投資家の期待を織り込んでいる株価となっています。なので効率的市場仮説のいう、「株価は適正」ということはけっこう合っているんじゃないかなと感じます。



リスク=リターン?


で、確か「効率的市場仮説」では「大きなリターンを得るには大きなリスクをとるしかない」ということも聞いたことがあります。「リスクの幅でリターンの幅も変わる」と。で先ほど書いた通り、これも素人目には「どうも怪しい。ホントかいな?」と感じるのですが、またも同じく「そういうところもあるかもしれない」とも感じます。


ウォルマートとターゲット、リスクの高いのは一般的にはターゲットでしょう。しかし一発当たると大きいのもターゲットのような気がします(株価も下がっているし)。IBMとマイクロソフトも当たればIBMの方が大きいと思います。その分受け入れなければならないリスクは高いのですが。


リスクとはなんなのか?という話もありますが、とりあえずは「不安指数」「不眠指数」とでも言っておけばいいと思います。ある程度の不安、この場合は先行き不安が大きいでしょうが、それを受け入れるとひょっとしたら大きな見返りを得られるかもしれないのかな、と少し思いました。


まあウォルマートとターゲットの場合、ウォルマートがこのまま独り勝ちしてターゲットより大きく上昇する可能性もあります。その場合は、ターゲットよりリスク少なくしてリターン多い、という結果になりますので、正直、一概には当然言えません。


しかし「取るリスクの幅で得られるリターンは違う」という効率的市場仮説の言っていることは、一理あるんじゃないかと感じた次第です。