コカ・コーラ(KO)、早く安定成長を。2017.Q4決算より。

2017年8月24日木曜日

個別銘柄



コカ・コーラ(KO)が2017年7月に第二四半期の決算発表を行っています。


  • 売上高  市場予想 → 96億5000万ドル  結果 → 97億ドル
  • EPS   市場予想 → 0.57ドル     結果 → 0.59ドル

となっています。前年同期比では売上高がマイナス16%なのですが、市場予想を上回っているので、株価は下落するようなことは起きなかったようです。



ボトリング事業のフランチャイズ化。


売上高が減少した要因は、コカ・コーラをボトルして売り込む事業を、フランチャイズするということが原因のようです。でこのボトリング事業はあまり効率性が良くない事業のようで、ここを切り離せばKO本体の営業利益率が改善するようです。バフェット太郎さんのブログによく出てくる、マクドナルドのフランチャイズの話に似ているのか、本体を儲けられる仕組みにしているのかなと思いました。



まあそれはいいのですが、このボトリング事業は再フランチャイズ化ということで、元々フランチャイズだったのをKOが直接取り込んで、今回再びフランチャイズ化したようです。


正直、最初からやっててほしかった、、、。結構金かかってるよね、、、。



ライバルのペプシコ。


KOの先を考えると、フランチャイズ化していた方がいいと判断したのでそうしたわけでしょうから、まあそれはいいんですが、問題はそういった組織再編が済んだ後の、これからのKOの行く末でしょう。


青がコカ・コーラ、赤がペプシコ


ライバルのペプシコとのチャートの比較です。1995年からのチャートです。先日もペプシコの決算発表があり、かなり良い決算だったので、「ペプシコに投資していればよかった、、、!」と激しく思いましたが、このチャートを見るとその思いを一段と強くします。



非炭酸・低カロリー事業の強化。


KOにはぜひこれから逆転したもらいたいのですが、一筋縄ではいかなそうです。


再フランチャイズ化という構造上の問題を解決して、スリムな体質にするのも重要ですが、本質的に商品の売上というのがかなり重要な気がします。


主力のコカ・コーラの売上は横這いのようです。世界中が健康志向といってもすべての人間は修行僧でもないですから、そんな禁欲的な生活はできません。コカ・コーラを飲んだり、スタバの物凄いキャラメルが入った、もはやコーヒーと呼べるか分からないものを飲んだりします。決算の好調だったペプシコのお菓子事業の売上も伸びていました。やっぱり美味いのでしょうがない。この現代ストレス社会を水で我慢しろというのか、、、。相田みつを「人間だもの」。


底堅い需要はあると思うのですが、確かに健康志向という潮流はあり、それがコカ・コーラの需要を抑えると思います。で、他の分野、非炭酸とか低カロリー、無糖の商品の動向が鍵になるのは間違いない。


KOのような超大企業はやはり強力な販売網を持っているので、新しく開発した商品をお店にのせられるのはかなり有利な点だと思います。コンビニ、スーパーの飲料コーナーを見ても一部のメーカーの寡占状態が分かります。



あとは良い商品を開発することでしょうが、日本にいるとどうもキリンとかアサヒの方が、日本人向けの商品に関しては、商品開発力が優れていると思います。が世界的にはKOくらいの企業になると、うまいことやると思います。非炭酸・低カロリーの分野でも順調に伸ばしていくんじゃないでしょうか。


まあライバルのペプシコなども同じようなことを考えるわけで、競争相手は多いでしょうし、簡単にはいかないのでしょうが。



コカ・コーラのPERが高い。


KOの株価の上昇を阻む、一番の問題はバリュエーションという奴じゃないかと思います。PERが高すぎるような気がします。それに加えて、これからの利益の成長率が低そう。PERが高くて利益の成長率が低い、というのは株価的には動きにくいような気がします。



KOの1995年からのチャート

これは1995年からのKOのチャートですが、2013年くらいから40~45ドルくらいで推移しています。冒頭の表にあるように、EPSは上昇どころか、下落しているので、株価があまり変わらないということは、PERだけが上昇していることになる。


利益が減っても株は買われるという不思議な現象が起きている。まあKOへの信頼に他ならないわけですが、バフェット銘柄とか身近にある強力なブランド商品、連続増配、ディフェンシブ銘柄などということでやはりKOは投資家に人気のあることが逆に仇になっている感があります。


これからEPSの安定した上昇があればいいんですけどね~。まあ私は投資(凍死)して1年半くらいしかたっていませんが、長期で保有している人にとっては、ここ5年くらいの株価の動きは満足いくものではないと思います。KOもそのあたりわかっているでしょうから、そろそろ上手いことやってくれると信じています。