米国株、S&P500の中でより大企業をホールドする。

2017年8月27日日曜日

私の投資法 独り言


1957~2003年迄のS&P500のパフォーマンス

今、ジェレミーシーゲル教授の「株式投資の未来」を読んでいます。この本にはS&P500指数が組成されてからのリターンの詳細が載っています。

「株式投資の未来」によるとS&P500指数は、1957年3月1日から2003年12月31日まで、年率10.85%のリターンを残したようです。

一方で、ここがこの本の凄いところですが、1957年当初にS&P500指数に採用された銘柄のその後のパフォーマンスをすべて調べています(巻末に詳細が載っている)。

S&P500は、採用銘柄を順次入れ替えているので、当初に採用されていた銘柄のみの焦点を絞ってパフォーマンスを見てみるという検証です。(1957年~2003年まで)

ジェレミーシーゲル教授としてはこの検証で、順次S&P500指数に採用されるような新しい企業、いわゆる「ニューエコノミー」と、当初採用されていたS&P500指数銘柄「オールドエコノミー」との比較をしてみたかったものと思われます。


市場平均を超えた銘柄は「215」

で当初S&P500指数に採用されていた銘柄のその後ですが、
  1. S&P500指数の平均年率リターン10.85%を超えていた銘柄は「215銘柄」
  2. 10.85%以下から0%以上の銘柄は「220銘柄」
  3. 0%未満~-13.54%「36銘柄」
  4. 損失100%「29銘柄」
となっています。


500中215社が平均を超えるという結果をどう見るか。

この結果をどう見るかですが、私は約2分の1の確率でおおまかに市場平均以上もしくは市場平均と同じようなリターンは稼げるんじゃないかと思いました。2分の1を低いと見る向きもありますが、215銘柄は平均より高い数値を出している点をみると、意外にいけそうな気がします。

しかし3番のパフォーマンスの「0%未満~-13.54%」はまだ株券が残っているのでまだいいにしろ、4番の「損失100%」は勘弁してもらいたい結果ではあります。倒産し、なおかつどこにも吸収されなかった悲しい銘柄でもあります。そういう銘柄を引く可能性も無きにしも非ずなので、倒産リスクを回避するには市場平均と連動するETFがやはりいいのでしょうか。


選択肢を広げてもいいかもしれない

個別銘柄で勝負する際には、市場平均に勝つというのは難しいというイメージがありますが、よく考えれば市場平均は平均であるので、約半分は平均以上ということになります。シーゲル教授の研究によれば、市場に勝っていた銘柄は「215銘柄」だったようですので、意外に多いなという印象を受けると同時に、銘柄選択の際の基準は「もっと間口を広げてもいいのかな」と感じました。

500銘柄中の215銘柄はけっこう多い。

またジェレミーシーゲル教授の「黄金銘柄」という強力20銘柄は名だたる大企業が多いです。ですので、そこそこのリターンを残すにはS&P500採用銘柄から、大企業を何社か選んで持っていればいいんじゃないか、と大きく考えていいのかもしれません。ある程度選択肢を狭めれば、あとはお気に入りという感情での選択もOKな気がします。

まあこの検証は過去の検証で、シーゲル教授は過去の検証が全てですので、そこを信じるか信じないかは個人によりますが。