連続増配銘柄、VFコーポレーション(VFC)の動向。十分に保有可能銘柄。

2017年8月31日木曜日

個別銘柄

株価急回復のVFコーポレーション




VFコーポレーション(VFC)の株価が年初来+18.5%となっています。けっこう良い値動きです。私が株を買った2017年1月当時はトランプさんの国境税の問題などあり、かなり下落圧力がかかっていましたが、今は平常に戻っています。一時期「-10%」という輝かしい数値を残してくれましたが、株価は急上昇しました。


ちなみに国境税はボツ話となりました。正直、国境税が導入されると痛手を受けるのは米国民ですからね。まあやはりバフェットの言うように、本当のところで株価を上下させるのは大統領ではなかったようです。





VFコーポレーションは連続増配銘柄でもある。


ということでVFCを個人的視点で見ていきたいと思います。VFコーポレーションは「VANZ」「THE NORTH FACE」といったブランドを有するアパレル企業です。ジム・クレイマーという私の結構好きなアメリカの人気投資コメンテーターが、「ローリスク株式必勝法」という本で推奨していた銘柄でもあります。(本のタイトル名はけっこう怪しいですが、内容はまともです)


冒頭に書いたように、2017年初めは株価が低迷していましたが、今では復活しています。個人的には連続増配銘柄は安くなった時に買うべし、と思っています。今ターゲット(TGT)を買っていますが、そういう趣きでやっています。私は企業風土ということを少し信じていますので、連続増配できるという企業風土が連続増配銘柄にはあるんじゃないかと思い、安くなった時に買い出動しています。



横這いの業績。


VFCの業績としては以下の通りです。





上記の表は年次の数値です。大まかにみると、業績に大きな動きはないんじゃないかと思います。直近の2017年第2四半期決算でも、

  • 前年の売上高2320百万ドル  今年の売上高2359百万ドル

とほぼ変わらずの数値でした。この業績だけを見ると、特に売られる材料はなかったわけですが、VFCの株が人気化していたことが株価下落の主要因だと思います。



株が人気化するもようやく落ち着く。




2014~2015年の赤丸のあたりでピークをつけるわけですが、上記の業績表を見てわかるとおり、2014~2015年にかけて業績はほとんど変わっていない。で投資家の期待だけが先行していたので実際の利益がそこまで伸びないと分かると、一転して売られる展開となっています。


俗にいう「成長の罠」というやつでしょうか。で2017年にむかってどんどん下落していくわけですが、今度は逆に売られ過ぎるという状況になっています。業績が変わらないのなら、ある地点で株価は下げ止まるはずですが、オーバーシュートするという、やはり株価を動かしているのは人間だということが分かる現象です。振り子が最初に激しく動きやがて均衡点に戻っていくように、じょじょに均衡点を探るような値動きです。


で現時点での、現在の業績を見ると、株価は均衡点に近づいているものと思われます。モーニングスターのサイトで見ると、5年間の平均PERは22.35ですが、現時点のPERは23.92となっています。現在は市場全体のPERが少し高めなので、VFCのPER、投資家の付ける値札は、現時点ではおおむね適正価格だと思います。



主力部門が伸びる。


下記の表はVFCの部門ごとの売上の増減です。




主力の「アウトドア・アクションスポーツ」の部門が伸びています。アウトドアは世界的に流れが来ている感じがあります。米国はもともとアウトドア志向は強いと思いますし、消費の主力になりつつあるミレニアル世代にも強い需要があるように思います。「物より経験」という傾向ですか。


ノースフェイスブランド。日本でもアウトドアでノースフェイスの服着ている人よくいますね~。釣りしている人でもたまに見ます。山のイメージがありましたが、それだけじゃないんだなと。アウトドアブランドとしての地位を築いているのでしょうか。


とりあえず日本だけを見ると残業抑制の動きなどが見られるので(内実はともかくとして)、時間があればアウトドアに割く時間も出てくるだろうと。いずれ中国でもこういう贅沢な時間の使い方をする流れが来ればなおよいです。



VANZというブランドはアクションスポーツのカテゴリーに入るんでしょうか?私はVANZブランドに少し前まではファッションブランドのイメージを持っていましたが、今はスポーツ時に履く、着てもおかしくないブランドになっている感じを受けます。アウトドアと同じでスポーツをする人も増えていますもんね~。お洒落さんは形から入りますからね。実力はさておき。


世界的にスポーツをする流れは強まっている感じはします。この流れに乗ってもらいたいです。


で、VFCの第2の部門である「ジーンズ」ですがここは厳しい。-6.8%です。確かに機能性ジーンズの登場や安くて見劣りしないジーンズが多く発売されていますので、既存のままでは厳しいように思います。ブランド物を履かなくても、カッコ悪いという感じはしないですもんね。日本人からすると「Lee」とか「Wlangler」というブランドはもはや絶滅に近い感じもします。


主力が伸び、しかし他部門が減少しているというのを見ると、全体の売上が微増というのもうなずけます。



「Dikies」ブランドの買収


しかしVFCは2017年の売上高は+3.5%の118億5000万ドルになると予想しているようです。その成長を後押しするのが買収です。今回VFCは「Dikies」というブランドを買収しました。


このDikiesというブランドですが、何か見たことあると思い、ネットで調べると、ああ、あれかと。着る人を選ぶ感じのあるブランドですが、私はVFCならうまくブランドのテイストを微妙に変化させることが出来ると思います。VANSブランドもそうですが、テイストを少し変えるだけで受け入れられる感じが出てくると思います。


Dikiesというブランドは「X Sports」と合うブランドなんじゃないかと密かに思います。スケートボードとかバイクの兄ちゃんには似合いそうです。そういうスポーツ感を出すと、うけいれられそうです。


ホールド一択。


色々書きましたがVFCに関しては、今の段階ではあまり心配していません。株価はこれから上昇してもバリューエーションが高くなるだけなので、株価の上昇は期待できませんが、まあ連続増配銘柄で業績も安定しているのでホールドは確定です。


VFCの経営陣はやはり優秀だと思います。慎重に、しかし慎重過ぎず行動を起こしているのは、良いことじゃないかと思います。


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