自社株買いと連続増配。

2017年9月21日木曜日

独り言

自社株買いは効果があるのか?


常々、自社株買いは株価を押し上げているのかな?という疑問があります。


自社株買いと配当金という、2つの株主還元があります。私は配当再投資戦略を実施していますので、配当金を好んでいますが、自社株買いを好む人もいるようです。


伝説的投資家・ウォーレンバフェットは、自社株買いを企業に進めていると聞いたことがあります。自社株買いは既発の株を買い上げ、市中の株数を少なくする行為ですから、残りの株、すなわちその企業の株を保有している株主の株の価値は上がります。企業の利益が同じとすれば、少ない株数の方が利益の分け前は大きいためです。



自社株買いには税金がかからない分有利、、、?


自社株買いのメリットは税金がかからないことだと言われます。配当金として受け取れば、米国株の場合でも10%の税金が取られます。2重課税じゃないかという問題もあるようですが、それは置いといて、自社株買いに税金はかかりません。


税金がかからない分、自社株買いの方が配当金よりも有利じゃないかと言われます。



と理論的には確かにそういうことになるのですが、実際はどうなんだということです。長年のパフォーマンスを調べればわかることでしょうが、、、。



どちらが魅力的かどうか?じゃないのか。


しかしよく考えてみると、「配当貴族銘柄」とか「連続59年増配銘柄」とか配当に関わる言葉はよく聞きますが、「自社株貴族」とか「連続自社株買い48年」とかいう言葉は聞きません。


企業にとっても株主が喜ぶ配当の方は力が入るが、あまり日の目を見ない自社株買いには力が入らないのかもしれません。また、ほとんどの投資家にとっては、理論的には自社株買いの方がいいとしても、配当金の方に興味があると思います。目先の金は魅力的です。


配当は魅力的なので私も含め、高配当や連続増配の企業に投資するという投資家は多くいます。しかし自社株買いが多いからといって、目の色を変えて株を買う人はそんなにいるとは思えません。


で、何が言いたいかというと、理論的には自社株買いの方が良いかもしれないが、配当金の方が人々に株を買わせる動機づけになるということです。その行動の結果、自社株買いに力を入れる企業よりも、配当金に力を入れる企業の方が株価が上がるということにはならないのか?と思います。



連続増配はクッションになる。


ROEが高ければ株価は上がるとか(じゃあIBMは相当株価が上がっているはず)、自社株買いは配当よりもいいというのも、鵜呑みにするのは危険かなと少し感じました。


しかし連続増配という事実は確かに株価を下げ止まらせる根拠にはなります。現在AT&Tの配当利回りが5.5%くらいまで行きましたが、流石に行き過ぎたと見たのか、すぐに買いが入りました。連続増配銘柄で連続増配できそうな力があるのなら、高い確率でやってくることは明白ですしね。連続増配は確かに株価に影響を与えていると思います。


まあ自社株買いも少しはEPSに影響を与えるでしょうし、長い目で見れば株価を若干押し上げる効果はあるのでしょう。企業には配当に力をいれてもらいつつ、自社株買いにも目を向けて欲しいです。