コカ・コーラ(KO)の業績チェック、株価とバリュエーション。2017第2四半期決算より。

2017年9月28日木曜日

個別銘柄

KOの四半期ごとの業績






上記の表はKOの四半期ごとの決算です。


  • 売上高は減少
  • 営業利益は上昇
  • EPSは上昇
  • 配当はしっかり
  • 営業キャッシュフローはデータ取れず

となっています。



売上高は減少しています。この減少はKO内部のボトリング事業をフランチャイズ化したものです。ボトリング事業の売上が無くなった分、売上は減少しています。



もしこの売上減少分がなければ、既存事業ベースでは3%増と増収になっています(SBI証券より)。ラテンアメリカ、北米は増収、欧州・中東・アフリカは横ばい、アジア太平洋は減収となっています。



したがって売上減少と言っても簡単に判断を下すのは時期尚早で、これからの業績を見ていく必要があります。



営業利益は上昇していますし、EPSも上昇傾向にあります。配当もしっかりなので、売上だけ見て駄目だというのには早すぎるでしょう。





KOの年次の業績





上記の表はKOの年次の表です。2016年までなのであまりあてにはならないのですが、、、。


  • 売上は明らかに減少
  • 営業利益は横這い~減少
  • EPSも減少
  • 配当はしっかり
  • 営業CFは下落、もしくは一時的に落ち込む?

となっています。四半期の業績と違い、かなり先行きを心配する数値ですが、四半期決算を見るとその心配も和らぎます。2016年12月の業績では売上高、EPSともにかなり減少していますが、四半期決算を見る限り、この辺りで下げ止まりそろそろ上昇に転じそうな気配です。





KOの出来事

KOの現時点で気になる出来事は、


  • ボトリング事業を再編した後の業績
  • 世界的な炭酸飲料離れに対応できるのか

ということです。



ボトリング事業を再編しましたはいいのですが、その後何も変わりませんでした!では株主は何のためにこの低パフォーマンスを我慢しているのか分かりません。一応、四半期決算では業績改善の一端を見ることが出来るので、まあ今のところ不満も大きくはないですが、、、。



おそらくKOの一番の問題は、世界的な炭酸離れに対応できるか、ということでしょう。KOのニュースでは、「コカ・コーラゼロをコカ・コーラゼロシュガー」に変えるということを見ます。正直、ゼロとゼロシュガーでは何が違うのか分かりませんが、まあ新発売ということでそれなりに注目は集めそうです。



個人的な意見ではKOほどの規模の企業なら、買収もできるし、新商品を小売店に置くこともできるので、この現状に対応できるのではないかと考えています。炭酸離れの現状には悲観していません。結局大企業が飲料を届けるという構造は変わらないと思います。


KOの株価への思惑





KOの10年チャートです。S&P500との比較です。見事にディフェンシブ銘柄の動きです。リーマンショックではKOはS&P500より下落率は低いです。投資家は市場平均より下がっていないことに若干安堵感を抱くと思います。しかし下落してからが面白くて、ちょうど今頃にとうとうS&P500に追いつかれています。面白いことに10年のパフォーマンスはKOが81.21%、S&P500が83.67%となっています。



おそらくこの値動きを両者はいつまでも続けるものと思われ、もし現在の株高が続けばKOはS&P500にパフォーマンスで引き離され、もし株価の下落が起きればKOのパフォーマンスはS&P500を引き離すものと思われます。



個人的には今のような株高が続く時期には、KOのような銘柄を購入すべきだと考えています。





下値・上値・連続増配の可能性~バリュエーションより



モーニングスターのサイトによると、KOの過去5年間の平均PERは24.60のようです。現在の予想PERは22.94なので、市場がKOにつけている価格は少し安いか、適正といえるかもしれません。まあ適正と言えると思います。



少し過去より価格が安いのは、若干の不安要素、炭酸飲料の問題でしょう。まあKOと言えば炭酸飲料のコカ・コーラですからね。この世界的な流れは確かに不安を感じる部分ではあります。が四半期決算を見て分かるように、おそらく杞憂に終わる可能性が高いのではないかと思います。しかしボトリング事業再編での売上減少がありますから、表面上ややこしく見えるのが残念なところです。



今から買うとすると特に割安感も割高感もない状況だと思います。ほどよいバリュエーションという状況でしょうか。ただボトリング事業の再編も終わったようなので、ひょっとするとこれからの反転攻勢への態勢ができた、というのは楽観的な見方でしょうか。



あと連続増配ですが、これはまだまだ続く可能性が非常に高いでしょうね。さすがKOといったところで、連続増配年数55年は半端じゃない。





KOのまとめとこれからどうするか。
  • 四半期ごと業績は改善傾向
  • 年毎の業績には難があるが、直近の四半期決算を見る限りでは最悪期は脱したように見える。
  • ボトリング事業再編後の業績と世界的な炭酸離れに対応できるかが問題
  • 株価のバリュエーション(市場が付ける価格)は適正。


KOをこれからどうするかですが、今のところ売ることはないと思います。予想PERが23倍、過去5年のPERが24倍、現時点では約47倍であることを考えると、おそらく株価が大きく上昇することはしばらくの間ないと思います.



ただ株価の下値も堅いでしょうから、株価の下落を恐れる私には丁度いい銘柄だと思います。



ただマイポートフォリオの調整に問題があり、同じようなセクターのゼネラルミルズ(GIS)を持っているので、GISを売らない限りKOは新規では買えないかもしれません。GISを買ったのは早計だったかもしれません。もし持っていなければ、現時点の株価で買える水準だと考えています。