P&Gの業績チェック、株価とバリュエーション。2017.第4四半期より

2017年9月20日水曜日

個別銘柄

PGの四半期ごとの業績



上記の表はPGの四半期ごとの決算です。

  • 売上高はほぼ横ばい
  • 営業利益は凹凸ありますが、大まかに横這い
  • EPSは横這い
  • 配当はしっかり
  • 営業CFも横這い

となっています。


細かく見ると営業利益が下がっているように見えたり(2016123878 → 201762949)、営業CFが上昇していたりと(201733040 → 201763688)、少し変動しているように見えます。


しかしざっくりと見ると、四半期決算を見る限り、業績は横這いと言えるのではないでしょうか。この横這いの状況は、一部の株主にとって満足の行かない結果なのか、大物投資家がP&Gの経営に口を出す状況になっています。




PGの年次の業績




上記の表はPGの年次の表です。


  • 売上は明らかに減少
  • 営業利益は横這い
  • EPSも横這い
  • 配当はしっかり
  • 営業CFは下落、もしくは一時的に落ち込む?


となっています。年次の業績をみると、明らかに売上高が減少しています。PGは不採算部門を他社に売却するなどしているので、売上が減少しています。営業利益やEPSがあまり変わっていない状況をみると、売上高が減少しているといっても、不採算部門の売却は悪い選択では無い。ただ利益が出ているとはいえ、やはりこの売上高の減少を見ると、少し疑念を抱くのもしょうがないことです。



PGの最近の出来事


業績を一言でいうと、

「横這い!」

です。


で結果的に外部の大物投資家の関与を受ける結果となっています。トライアンファンドのペルツ氏です。


2017919日現在、トライアン側はペルツ氏を取締役に選任せよ、ということを言っていて、当然のようにPG側はそれに反対しています。トライアン側の経営計画に対して、「余計悪くなるわ!!」と反論しています。


ちなみにこのトライアンのペルツ氏は短期で売り抜ける投資家ではないようです。




長期投資家からすると、短期的に株価を上げて売り抜けようとする人は御免ですが、長期的に株主価値を上昇してくれるなら歓迎です。


まあしかし外野から見ていると、敵か味方か判断はつきかねます。一応、最近のPG自身の改革は功を奏しそうな気配もしますので、もう少し様子をみるという選択肢もあると思います。がPGだけが業界のプレイヤーではないですから、早く手を打つという選択肢も必要かもしれません。PGは官僚主義に陥っていないかと少し懸念しています。



PG株価への思惑


青PG 赤S&P500 (google financeより)


上記はPG10年間チャートです。当然のようにリーマンショックでは下落していますが、市場平均よりは下落率は低いです。ディフェンシブ銘柄の王様なので、下値に強い銘柄です。


しかしリーマンショックの最悪期からの上昇率は市場平均に比べると高くありません。PGが約2倍になっているのに対し、S&P500は約3倍強です。下値に強いが上値は重い、という「The ディフェンシブ銘柄」という値動きです。


まあ下値方向に行くのをなるべく抑えたい投資家にとっては安心銘柄でしょう。



下値・上値・連続増配の可能性~バリュエーションより




モーニングスターのサイトによると、PGの過去5年間の平均PER22.69のようです。現在の予想PER22.38なので、市場がPGにつけている価格は適正といえるかもしれません。


今から買うとすると特に割安感も割高感もない状況です。ほどよいバリュエーションという状況でしょうか。


ただ連続増配年数61年は凄い。61年連続で増配できるってどういうこと?と思いますが、素晴らしいの一言です。これからの連続増配も今のところ懸念はありません。



PGのまとめとこれからどうするか。


  • 四半期ごと業績は横這い。
  • 年ごとの業績はやや売上高に難があるが、大まかには横這い。
  • 大物投資家がPGにかみついている。
  • 株価のバリュエーション(市場が付ける価格)は適正。



PGをこれからどうするかですが、今のところ売ることは考えられないです。株価が大きく上昇するということも考えにくいですが、それはPGの株価の下値の堅さとセットで考えるべきですからね。



連続増配年数も61年なので、まあ当然保有します。ただ積極的に大きく買い向かっていくのも積極的にはなれない。保有割合が低くなれば買い増す感じでしょうか。