【銘柄チェック】株価低迷中のウェルズファーゴをウォッチ。問題はあるがホールド。

2017年9月14日木曜日

個別銘柄


米国大手銀行株、売られる。


米国の大手銀行銘柄の株価が下がっています。バンガード・米国金融セクターETFである「VHF」は年初来で+4.11%と、市場平均に比べ大きく離されています。理由の1つは米国の利上げがなかなかできないのではないか、ということです。米国の長期金利も2%強の水準にとどまり、上昇の気配はありません。


バフェット銘柄であり、私も株を保有しているウェルズファーゴも例外ではありません。同じ金融株でもウェルズファーゴの方は年初来-6.42%と、不正問題の影響があるのか今年は全く振るわず、トランプ相場で上昇した分をすべて吐き出しています。



 WFCのバリュエーション。


モーニングスターで見ると、ウェルズファーゴの過去5年間の平均PER12.41倍となっています。現在のPERは約12.7ですので、残念ですが今の株価は適正水準といえるのかもしれません。



 WFCを保有する理由。


私が銀行株であるウェルズファーゴを保有する理由は、銀行は世の中に必要だから、という素人目線の単純な理由からです。基本的に銘柄の選定理由は、自分が使っているかという基準で選定しています。


銀行という組織は今の世の中に必要な存在になっていると思います。アメリカ人やもしかしたら日本でも「あくどい銀行などぶっ潰せ!」と考えている人もいるかもしれませんが、実際に世の中を見てみると、どんな企業も銀行を使っているし、おそらく18歳以上の人間なら誰しも銀行に口座を持っていると思います。


で、それが今の段階でなくなるということは考えにくい。ひょっとしてフィンテックなどという技術が急速に進歩して、考えもつかないことが起きるかもしれませんが、今のところ銀行は必要だし、銀行も着々とフィンテック技術を取り入れているというのが現状です。


銀行というのはレバレッジや証券化ローンなど複雑なことをやれば、一歩間違うと恐ろしいことになる可能性はあるのですが、基本的に単純な銀行ビジネスである、皆からお金を預けてもらい、金利を上乗せして貸し出すという昔ながらのビジネスは、まだまだいけるシステムだと思います。米国では住宅販売は好調ですし、景気がいいのでと借りたいと思う向きも多いと思います。(日本は知りませんが)


色々考えると銀行という組織が必要な以上、無くなるということは考えづらいし、利益も上げているので売りに出す理由はないと考えています。



銀行株は理解不可能。


ただ問題は銀行の詳しい内部事情は、素人では絶対に分からないということです。おそらく銀行内部というのは非常に複雑で、もつれた糸のように絡み合ったものだと思います。それを分かりやすく見るのは素人には不可能だと思います。単純にお金をこれだけ預かってこれだけ貸しているから、これだけ儲かっている、というような話のレベルではない。


私が好きなジムクレイマーも本の中で、「銀行株には手を出すな」と書いていましたが、個人的に「銀行は世の中に必要>リスク」という図式が成り立ち、「必要な以上は儲けられるんじゃないか?」と考え、銀行株に手を出すことになっています。


ウェルズファーゴはレバレッジを効かせるような経営はしていないと聞きます。リーマンショック時には経営危機に陥った「ワコビア」と救済合併したように、危機に陥った時こそウェルズファーゴのような銀行はチャンスだとも考えています。



「ITバブル」の時はそこまで売られていない。


ちなみにリーマンショック時には確かに銀行株がぼっこぼこに売られました。その時の記憶があるので投資しない人もいると思います。


2005年から2010年までのWFCのチャート。半分以下になっている。


が、ITバブル時のウェルズファーゴのチャートを見ると、このときはIT銘柄が買われた時期でしたが、このときウェルズファーゴは何ともなかった。むしろITバブルの絶頂時に株は下がり、IT銘柄が下げ続けているときは株価が上昇しています。



1999年~2002年のWFCのチャート。むしろ逆行している。


なにかの危機が起きる=銀行株がやばい、というのは間違いだと思っていて、前回のリーマンショック時には金融危機だったので金融株はやばかった、という認識でいるべきだと考えています。


次回もし「~~ショック」が起きれば、その「~~業界」がダメージを受けるわけで、ITバブル時の動きを見る限り、必ずしも銀行株が大ダメージを受けるということは言えないと思います。



 しばらくはホールド。


色々書きましたが、結局のところウェルズファーゴの株価は今の水準のままというのが、可能性は高いと思います。PERを見ると割安といえますが、いつもこの水準なので、市場平均の17~18倍くらいに上昇するというのは考えにくい。しかし割安がゆえにこれ以上大きく売られないんじゃないかとも少し期待していたり、、、。


リーマンショックの時の印象が強いので「銀行株は危ない」という印象が私には若干ありましたが、一応中央銀行のストレステストにも合格していますしね、、、(ああいうのはあってないようなものかもしれませんが。)


また意外に連続増配も7年していて、リーマンショックの時も一度、減配しているが1年で元の配当水準にまで戻しています。ですので私はしばらくホールドする予定です。