AT&Tは本当に合併できるのか?

2017年11月23日木曜日

AT&T 個別銘柄

AT&T、またも世間を騒がせる

AT&T(T)の合併の話が騒がしいですね。またもやニュースが飛び込んでいます。


米司法省が本気でTとタイムワーナー(TWX)との合併に反対してきています。


そもそも何が問題なのか?

そもそもなぜ司法省はここまで合併に反対しているのでしょうか?
  • 「テレビの月額視聴料の上昇につながるほか、消費者が享受し始めている新しい革新的な選択肢が減ることになる。」(司法省の反トラスト局のメイカン・デルラヒム局長。ブルームバーグより)
からのようです。

他にもTWXのコンテンツをTが他社に高額で提供する可能性、ということも指摘されています。


Tは提訴に対してけっこう強気。

この司法省の動きに対して、Tはけっこう強気です。まあ弱気でもそんな姿勢は絶対に見せないでしょうが。
  • AT&Tのランダル・ステフェンソンCEO兼会長「訴えには受けて立つ。買収手続きを完了するつもりであり、勝訴する自信がある」
  • AT&Tのゼネラルカウンセルであるデービッド・マカティー氏「裁判所が同省の訴えを退けると確信している」「直接競合する企業同士の合併ではない垂直的合併は基本的に承認されてきた」「今回の案件を例外的に扱う合法的な理由は見あたらない」
と言っています。

プロレスラー風に言うと

『今まで同じような案件は認められてきたのに、なんで俺たちの場合は駄目なんだよ、おいこら、ふざけてんじゃねえぞ!お前、これで失敗したら俺の立場はどうなんだよ!ええっ!大統領選の時から今回の合併を批判してきたトランプ大統領が裏で糸ひいてんじゃねえのか?コノヤロー。査定を良くしようとしやがって。上司が変わると立場も変わるってのか、バカヤロー!!レェェェェベェェェルが違うんだよぉぉ!!!』

という邪道さんのような反論をT側は法廷でぶちまけて欲しいです。


個人的にはT側に立ちたいが、どちらのいい分も分かる。

個人的には株を保有しているTが、私の大好きな映画であるバットマンを公開するのを見てみたいので、合併して欲しいと思います。しかし司法省の言うように、この合併によって競争が阻害される、というようなこともあるのかもしれません。まあそこは実際に起きてみないとはっきりと分からないことなので、なんとも言えないところではあります。

日本人的な発想では、「両社の意見の間をとって、ここで手を打ちましょう」的なことも考えられますが、T側は資産の売却には応じない方針です。Tとしてはなるべく早く訴訟は終わらせたいでしょうが、、、。


公的機関が前例を突然破るのはいかがなものか、、、?

結局、どうなるのか?法廷に舞台が移されたことで、時間がかかりそうだということは言えそうです。ただTが合併を自ら撤回することは絶対に無いでしょう。TWXへの違約金も発生しますし。

しかし合併に問題があるにしても、今まで認められてきた事案が今回に限り認められないというのは、司法省はちょっとルール違反な気もします。先に言っていればいいですけどね。次回からこうしますよと。企業側としては合併の反対はされたくないわけで、当然前例にそって行動しているはずです。前例は認められるはずという前提が崩れれば、行動のしようがないです。

合併できるだろうといいたいところですが、ここまでくるとどうなるか分からない状況になっています。