「米国債の金利」が一番の株価下落要因?「バロンズ拾い読み」を読んで。

2018年1月18日木曜日

独り言


・2018年の株価の行く末

マネックス証券やSBI証券で無料で読める、「バロンズ拾い読み」を読みました。冒頭のテーマは「投資のプロによる2018年投資見通し」というものです。投資のプロたちが議論しています。

読むと小難しいことが書いているのですが、結局一番欲しい答え「2018年の株価はどうなるのか?」へはまちまちでした。

  • 「年後半に債券利回りが上昇するにつれ、株価が下落する可能性もある。とはいえ、パーティが2018年銃中続いて、S&P500指数が今年8~12%上昇しても私は驚かない。」「今年は株価が2桁のマイナスになる可能性が20~25%ある」
結局どちらにも行く可能性がある、という答えです。やや強気な人が多い印象でしたが、明確な答えはなかったように感じました。


・金利が株価に与える影響

私がバロンズ拾い読みの中で気になったのは、頻繁に「国債金利が株価に影響を与える」ということが文中にでてきたことです。知識として「国債の利回りが上昇すれば株価にはマイナス」ということは知っているつもりですが、経験的には知らないので、投資の大達人である記事中に出てくる人たちがそう言うのなら、やはり「金利」は株価に影響を与えるのだろうなと思いました。

その金利はこれから少しづつですが、上昇していくものと予想されています。利上げは緩やかと言われながらも、FRBは着実に実施する予定です。


・国債利回り上昇はある投資家には魅力的

私には、「金利が何%になれば株価が下落する」など分かるはずもないのですが、投資家心理としては国債の利回りが高まると国債に魅力を感じるというのは分かる気がします。

1月17日現在で米国債10年物の利回りが2.55%です。また2年物の利回りは2.03%となっています。(ブルームバーグより)

この利回りで現在の割高と言われている株式と比較すると、国債で運用しようという人が出てきても不思議ではない魅力度だと思います。

例えば、株式が向こう何年間の間に下落すると予想すれば、2年物の国債を持ち耐え忍んでいればいい。満期まで持つと価格下落はないし、約2%の利益がでます。

5年10年物は少し長いし価格下落リスクがあるので買いづらいですが、短期債なら資金の避難(投資)先としては十分に魅力的です。まだ下落が続くと思えば再投資すればいいですし。


・やはり金利上昇は株価にマイナス?

国債の金利上昇や株価の割高感を考えると、少数ながら国債への投資に舵を切る投資家が現れるのは不思議ではありません。その少数が少しづつ勢力を拡大させていけば、多数になり相場は悲観へと向かいます。

株式市場というのはなんだかんだいっても、人の行動の結果であって、需給が株価を決めます。弱気に見る人が増えれば株価は下がります。投資家の姿勢を弱気に転じさせるのが金利の上昇ならば、この先やはり株価にじゃっかんの逆風は吹くんじゃないかと私は思います。


・慎重な投資行動

現在の株式市場の状況は、減税や米国企業の本国への資金還流への効果、強い労働市場、賃金の上昇などを反映して強い状況です。穴は無いように思いますが、金利の上昇がそれに水を差す可能性もあります。

「他人が貪欲になっているときは慎重に、他人が怖がっているときは貪欲に」というバフェットの言葉があります。バフェットの言葉はかなりアマノジャク的な言葉もあり、なかなか実行しづらいものもありますが、だいたい後になると正しかったと思うものが多いです。

素人投資家ながら、現在は貪欲になっている人が多い状況、というか下がることなんてない、というような強気相場になっている気がします。