バフェットVSイーロン・マスク 

2018年5月31日木曜日

投資ネタ

バフェットVSイーロン・マスク

少し前の話題なのですが、バフェットの「経済的な堀」という考えに、電気自動車のテスラやスペースXを保有するイーロン・マスクが「時代遅れ」だと噛みつきました。

そして経済的な堀ではなく、イノベーションこそが競争の決定的な要因だと言えるとしました。

それに対し、バフェットが「経済的な堀」はいまだに有効な概念であり、その証拠が「シーズキャンディ」だと反論しています。

そしてその反論に対し、イーロン・マスクが「じゃあ俺もキャンディ会社を立ち上げるよ!」と再度の攻撃。

イーロン・マスクは本当にキャンディ会社を立ち上げるのかは疑問ですが、もし立ち上げてシーズキャンディを駆逐すれば、バフェットは面目を失いますね。


イーロン・マスクは経済的な堀を持っている?

そもそも、子供の喧嘩みたなことでキャンディ会社を起業するのか?という突っ込みもありますが、あのイーロン・マスクですから、本当に革新的なキャンディ会社を作ってしまいそうです。

個人的に思うのは、イーロン・マスクも充分に経済的な堀を築いているように感じます。

ブランドというのも経済的な堀ですから、テスラ社製の電気自動車にそれはあると思うし、イノベーションというのも一種の経済的な堀のようにも思います。絶えずイノベーションを起こせる社風というのも、一種の経済的な堀じゃないでしょうか。

イーロン・マスクの存在自体が経済的な堀のような気もします。


イーロン・マスクのいう経済的な堀というのは、どういうことかよくわかりませんが、おそらく市場を独占している企業を指すのでしょう。

そしてイノベーションを持たない独占企業は、イノベーションを持つ別の企業に逆転されるということを言いたかったのかもしれません。

自動車業界に旋風を巻き起こしたテスラですから、そういう発想に繋がるのかもしれませんね、、、。GMやフォードという大企業がひしめく合う自動車業界で、テスラのような新しい企業があそこまで成長するのは凄いことだと思います。


イーロン・マスクのいうことも一理ある

バフェット信者にとって、バフェットを攻撃するイーロン・マスクはけしからん!ということもあるかもしれません。しかし私はイーロン・マスクのいうことには、少し考えさせられました。

ことの真偽はともかく、バフェットのいうことでも盲目的に信じないということ。

バフェットが今まで残してきた言葉は、おそらくほとんどが正しいことです。ただその言葉を真に受けても、100%儲かるわけではないこと。そしてバフェットの言うことで満足して、自分で考えることをやめないこと。

というようなことを思いました。

というのも現実的にバフェットが見逃してきた、100倍銘柄、10倍銘柄は多数あるわけです。そういう銘柄を見るには、やはり自分で考えるしかないんじゃないかと思います。


またバフェットが売却したIBMですが、圧倒的な規模を持ちながら、他の企業にイノベーションでやられてきた経緯を持つ企業です。そういうこともあるので、イーロン・マスクのいうことは一理あると思います。

バフェットVSイーロン・マスクの対決は、バリュー株VSグロース株という構造を個人的には想起させます。保守的なバリュー派は間違いを犯さないように慎重に銘柄を選びますが、ごくまれにイーロン・マスクのいうイノベーションによって、その地位を失うこともありそうなので、そういう点は注意しておきたいと思いました。

超々一流のバフェットとイーロン・マスクの考え方には、学ぶべきところが多々あると思います。