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株価は平均へと回帰するのか?

2018年8月23日木曜日

独り言

・インフレ調整後の実質期待収益率は約6%となる。

・25年間のリターンを見れば、インフレ調整後の実質収益率は株については年平均6.6%、債券は1.8%である

・長期投資家は経験から、経済活動や株式市場におけるデータの、正規分布と「平均への回帰」という確率の法則を理解している

~「敗者のゲーム 原著第6版」より~



今、ドハマりしているチャールズエリスの敗者のゲームに、このようなことが書いています。

インフレ率は3%です(91ページの図8-1参照)。

株価ベース(インフレ調整前)の成長率(収益率)はおよそ9~10%ということになります。

米国株式市場は、年平均9~10%で成長するということです。

一方、平均への回帰という法則があるのならば、大きく下がれば、いつか反転して平均値へ戻ることになります。

結局、平均値への数値付近に落ち着く。




必ずしもこの数値の範囲内で動くわけじゃないと思いますが、あまりにも平均より離れていると、特に上方向に離れている場合、少し気をつけるべきじゃないかと思います。

では現時点では平均とどこまで離れているのか?

今の株価水準は平均と比較してどうなのかと思い、少し調べて見ました。




S&P500期間成長率平均成長率
1998~2018216%5.9%
2008~2018120%8.18%
2013~201871%11.38%
(それぞれ8月中旬の数値。インフレ調整前。)

2013~2018年の平均成長率は11.38%、2008~2018年の平均成長率は8.18%、1998~2018年の平均成長率は5.9%となっていました。

個人的には株価が上昇しているイメージがあったので、平均成長率はもっと高いと考えていましたが意外に低いです。

平均に比べて、現時点では飛びぬけて高い成長率ということでもなさそうです。

2008~2018年の10年で8.18%ですからね。

1998~2018年の20年間では、ITバブル、金融危機と2度の大きな株価調整を経験したにもかかわらず、平均5.9%の上昇を記録しています。

しかし5.9%は高いとは言えないです。

2013~2018年は11.38%と平均より高い成長率を記録しています。

しかし短期間の数値ですし、以前を考えると高い数値だとは言えない気がします。

この先何があるか分かりませんが、平均への回帰という面では、現時点で大きく上下に動くほどの乖離はない、と感じます。