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【高配当銘柄】AT&Tの株価は上昇しないのか?

2018年9月23日日曜日

AT&T

低迷を続けるAT&Tの株価

2年以上、AT&Tに期待をこめて投資をしていますが、株価はまったく期待に応えてくれません。
AT&T5年間チャート
ここ5年間といえば、S&P500指数は大きく上昇している期間です。

いくらAT&Tの配当利回りが高いとはいえ、ここまで両者の株価に開きがあると、最初からS&P500に連動するETFを購入したほうがいいんじゃないだろうか、という気さえします。

今はFRBの利上げもあり、高配当銘柄全体に向かい風が吹いているので、ある程度の株価低迷は仕方がないのかもしれません。

ただ後述するように同業とのベライゾンよりはるかに悪い株価の動き、バリュエーションなんですよね。

高配当銘柄なので売りはしませんが、AT&Tの株価がこれからどうなりそうなのか、素人ながら考えてみました。


AT&Tの株価収益率(PER)が低すぎる

AT&Tの株価の低さは、AT&Tの株価収益率(PER)が低すぎることが原因の1つです。

投資家がAT&Tに期待していない、ということの表れです。

冒頭のチャート図にはPER18.01と書いていますが、AT&Tの予想PERは9.66となります(2018年9月現在)。

この予想PER9.66という、10倍をきる低さは大企業ではあんまりお目にかかれない数値です。

ちなみに同業のベライゾンは11.49で、いかにAT&Tが売られているかが分かります。

さっと大企業で予想PER10倍以下でスクリーニングしてみると、上記の4社しかヒットしませんでした。

ゴールドマンとかモルガンスタンレー、マイクロンテクノロジーはかなり景気に左右される企業で人気がないのかなと考えます。

がAT&Tは仮にも高配当・連続増配銘柄で、やっている事業は安定的な通信です。

どんだけ投資家から期待されていないのかという状態です。


AT&Tは本業が落ち続けている

AT&Tの投資家の期待は低いのですが、じゃあAT&Tの株価を市場はつけ間違えているのか?といえば、そうではなく何かしら不安材料があるから、ここまで株価も安く期待も低いものと思われます。

AT&Tの悪材料といえばタイムワーナー買収関連が思いつきます。

それもあると思いますが、私は一番の原因はシンプルにAT&Tの本業への懸念だと思います。


AT&Tの業績を調べると、

AT&T2018Q22017Q2増減
売上3898639837-2.14%
営業利益64666526-0.92%
純利益は税制改革の影響で増えていますが、本業の動きを表す営業利益や売上は漸減が続いていることがわかります。

正直なところ、税制改革で最終的な利益はふえても、事業会社である以上、本業でのもうけを増やさないとジリ貧に陥る可能性があります。

株式投資は企業の将来に価格をつける行為なので、将来がジリ貧の傾向があるとすれば、やはり株価にも高い値段はつけられないだろうなと思います。


この状態でタイムワーナーを買収しても、見かけは売上や利益の上昇が見込めても、抜本的な解決にはなっていません。

タイムワーナー買収により、エンターテインメントと通信の新たな価値を提供する、みたいないことをAT&Tはいっていますが、それが成功する保証はないし、むしろ現実的には今現在も顧客がAT&Tを見限っている状況に変わりはないんじゃないか、と推測するほうが合理的なように思います。


営業キャッシュフローは伸びている

ただAT&Tは矛盾するようですが、営業キャッシュフローは伸びているんですよね。

営業CFFCF
201739.1518.5
201639.3417.83
201535.8816.66
201431.3410.14
これはどういうことかと思うんですが、「キャッシュは事実」なんていいますから、どれを信用すればいいかと思いますね。

営業キャッシュフローはいずれ、利益に追随しておちていくのか、それとも何か見落としがあるのか?

まあよくわからないのですが、この営業キャッシュフローと高配当利回りの存在があるから、AT&Tを売る気になれないですね。


まとめ

まずAT&Tの株価はFRBの利上げに一因があるので、それが止まるのなら株価にとってプラスになるでしょう。

それとは別にAT&Tの本業の成績がぱっとしないことも一因です。

AT&Tの本業は確かに落ち続けています。

そこはかなりの懸念で、株価が低いのもそこに起因していると考えると納得です。

本業の数値が改善されない限り、同業のベライゾン並みの株価上昇は期待してはいけないかもしれません。

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