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【ハワードマークス】サイクルがあることがやがて判明する.

2018年10月13日土曜日

私の投資法

投資で一番大切な20の教え


ハワードマークスの「投資で一番大切な20の教え」を読んでいます。

非常にためになる本で常に手元においています。

この本は人によっては難解に感じるかもしれません。

しかし個人投資家にとって非常にためになる本だと思っていますので、分からなくても繰り返し読んでみるのもいいかもしれません。


ハワードマークスはリスクについてとても熱心に書いています。

そのなかでタイトルのような言葉が出てきます。正確には、

・原則その1・・・ほとんどの物事にはサイクルがあることがやがて判明する
・原則その2・・・利益や損失を生み出す大きな機会は、周りの者が原則その1を忘れたときに生じることがある


という文章です(P.122)。

この文章は今だからこそ、自分の頭に入れておきたい言葉だと思いました。



株高が永遠に続くことはない

私はリーマンショックで資産を半分に減らしたという経験はないです。

ですので、実感として株式市場の大きな変動というのを体験したことはないです。

為替では少なからずありますが、、、。

したがってハワードマークスのような境地に、経験的にはとても達することはできないのですが、過去の歴史、ITバブル、金融危機、日本の不動産バブルなどを見ると、ハワードマークスの言うように、株式市場にはサイクルがあるというのは信じられることだと思います。

現在の米国、世界の株式市場の株価急落はそれを明らかにするのかもしれません。

米国の景気は相当に良いです。

先日のISM非製造業景気指数の歴史的な高水準や失業率の低下は、現段階で米国の景気が絶好調であることを示しています。

それでも株価は下落する。

株価は先行指標といわれますが、株価は景気が絶好調の中、先行きを暗示している可能性があります。


ハワードマークスによると、サイクルのプロセスは単純明快です。

少し長いので要約しますが、

  • 好景気時は金融機関が新たな融資先を開拓しようと、融資基準を引き下げる
  • それが行き過ぎて、本来なら貸し出さない人にまで貸し出す
  • 結果、貸し倒れが発生
  • 金融機関は融資を消極化させる
  • 企業が資本不足を感じ、債務不履行や倒産が起こる
  • 逆サイクルに拍車をかける
というプロセスです。

どこかで聞いたような流れですが、日本のバブル崩壊やサブプライムローンはまさにこの流れでした。

今回の株価急落は上記のように、信用膨張とまではいっていません。

FRBによる利上げが急落の一端を担っていると思いますが、言えることは景気が拡大すること自体が、実のところ、逆のサイクルへの入り口へとなっているということです。


投資サイクルはなくならない

今の時代はリスクは無くなった、という声もあると思います。

株価がちょっと下落してもすぐに押し目買いが入るよとか。

株高が続いていると、株価が下落することなんて、まるでないと思ってしまいます。

イケイケドンドンじゃないですか。

しかし株高がずっと続くことはない。

いついかなるときの株高も例外ではないのです。


でここで大事なのは、タイトルの言葉、原則その1とその2です。

株価は下がることはないと思った時に株価は下がる。

特に相場に対して保守的な人が、「株価が絶好調やないか~、これは絶対にいける!」みたいなことを思うときが危ない。

そう思った挙句、株価が下げ、損をする。

その結果を受け入れるしかないですが、私はむしろ株式のサイクルを上手く使いたいですね。

安くなったところを買う、という気持ちでいたいし、投資金も準備していたいです。


いつまでサイクルが続くかは分からない

ただハワードマークスは、「サイクルの波がなくなることは決してない」(P.128
)と書いていますが、同時に「誰にもわからない」(P.141)こともあると書いています。

それは、

  • 振り子が軌道のどこまで揺れ動くのか
  • 何が原因となって、振動が止まり、反転するのか
  • 反転がいつ起きるのか
  • 反転して、どこまで揺れ動くのか
ということです(P.141)。

正直、ここが一番知りたいわけですが、そういう美味い話は当然あるはずはない。

振り子が今がどの時点なのか、株価が下落するとしてどこまで続くのか?

分かっているのか、「サイクルがある」ということだけです。

まあサイクルがある、ということが分かっているだけでも、準備ができるだけ人よりも優位に立てると思っています。


バフェットも認めたハワードマークス

ハワードマークスの言葉には含蓄のある言葉が多いです。

バフェットもバークシャーの株主総会でハワードマークスの本を配布したことがあるようです。

ハワードマークスの名言はこの記事で紹介した言葉以外にもたくさんあります。

・【ハワードマークス】誰も欲しがらないものを買えばよい
・【ハワードマークス】最高の投資機会は、資産の保有者が投げ売りするときに訪れる
・【ハワードマークス】株価下落に対する準備・心構え




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