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GEの失敗に学ぶ「脱・優良企業への道」

2018年11月21日水曜日

個別銘柄

優良企業を見極められているのか?


「優良企業への投資」などと言いながら、自分には本当に優良企業とは何かをわかっているのか?という不安は常にあります。

長期投資をするからには、投資先の企業がいつまでも存続して貰わないといけないし、なおかつダメ企業になって株価が大暴落すると困ります。

長期投資をしていて、「株価が暴落しました、回復見込みはありません!」では話になりません。

投資先の企業が優良銘柄であってもらわないと、私としては非常にこまったことになります。


私は保有銘柄にIBMやAT&Tといった、20%近く株価が下落している銘柄を保有しています。

市場は自分のような素人が考えるよりも明らかに賢いので、AT&TやIBMはひょっとしたら優良銘柄ではないよと市場は判断しているのかもしれません。

そのあたりの判断基準を自分は、はっきりと自信をもって分かっていないと思うので、「優良企業」から「non-優良企業」へと変わるための兆候やサインを知りたいと考えていました。

しかしふと思うと、最近はGEという格好のケーススタディがあるじゃないかと気付きました。

簡単に過去の決算を振り返ってみました。



優良企業→non-優良企業への道は営業キャッシュフローにあり?

GE20132014201520162017
売上110.14116.41115.16119.69120.47
営業利益12.6113.8811.9513.065.1
営業利益率11.4511.9210.3810.914.24
純利益13.0415.21-6.148.16-6.25
営業
キャッシュフロー
28.5127.7119.89-0.2410.43

モーニングスターから2013~2017年の数値を転載しました。

これを見て思うのは、売上高はあんまり変わっていなかったということ。

で、営業利益や純利益、営業キャッシュフローは2015年以降急減しています。

この辺から何かおかしくなったんだろうなあと思います。

まあおかしくなった要因は2015年以前にあって、それが業績という表面に出だしたのが2015年以降ということか。

個人的に「これはいかんな」と気になったのは、営業キャッシュフローです。

2016年に「-0.24」、2017年に「10.43」となっています。

2015年までは28.51、27.71、19.89と稼いでいたのが、マイナスに陥ったり、半分の10.43になったりと散々です。

ここまで現金収入がへると、やはり事業の運営は今まで通りにはいかないだろうなと思います。

給料28.51万円貰っていたのが、半分になったり、マイナスになると、さすがにダウンサイジングするしかない。
営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー÷売上高)は表には載せていませんが、激下がりしています。

よく言われるように、「キャッシュは事実」という言葉があるので、優良企業かそうじゃないかと見極めるには、営業キャッシュフロー関連の数値をみるのがいいと感じます。

営業キャッシュフローや営業キャッシュフローマージンが下落していったら、注意が必要です。


GEは運も悪かった

GEは運も悪かったかもしれません。

予想外の出来事がGEの体力を奪っていきました。

GEはリーマンショックで金融事業に大打撃。

次に原油価格の低迷でオイル&ガス事業に大打撃。

どちらか1つだったらよかったかもしれませんが、この2つの出来事によってGEは体力を奪われたことは間違いないです。

それを事前に察知するのが優良企業でしょ、といわれればそれまでかもしれません。

不振部門の早めの切り離しをできない企業や、業績が景気や市況によって左右される企業はやはりフラフラするものなのかもしれません。


昔は好事例として大学のケーススタディとして頻繁に取り上げられたGE。

しかし今では180度違う評価を受けています。

事業運営や投資は、机上の理論だけでは駄目なようです。

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