【書評】幸福の資本論(橘玲)。→現代の生き方バイブル。

幸福は定義できる

橘玲さんの「幸福の資本論」を読みました。

この本は現代日本人が悩める「幸福とは何か?」ということをはっきりと定義した本です。

幸福に生きるにはどういう風に生きていけばいいか、という疑問に答えた本というか。

私の感想としては、「かなりためになったし、オモシロかった」です。

全部で276ページあるのですが、オモシロくて一気読みしました。

2~3時間で読めましたが、もう一回読むつもりです。


「幸福の資本論」には幸福の3つのインフラとして、「金融資本・人的資本・社会資本」があるとしています。

1.金融資本は金融資産
2.人的資本は「仕事」から得られるもの
3.社会資本は共同体=絆からの愛情や友情

この3つをすべて得るのは難しいとしていますが、2つを得るのが幸福への道だといっています。

他にもいろいろなことが書いているのですが、この3つをどう最大化するのかということに繋がります。


個人的には幸福は社会資本(愛情や絆)が必要だと考えていましたが、意外にも金融資本と社会資本だけでも幸福になれるのだなと思いました。

まあ愛情や友情はあったほうがいいと思いますが、確かに自分の実感としても、良い仕事に恵まれて(人的資本)、貯金や株をそこそこ持っている状態(金融資本)でも幸せは感じることができるだろうなと思います。

少し寂しさは感じつつも、「仕事も金もあるからいいか」となる。

逆に愛情や友情(社会資本)だけを持っている人間は、それを失うと他には何もないのでリスクが高い状況です。

現代日本は社会的関係が希薄になっていると言われ、社会資本は薄まりつつあると感じますが、それでも人的資本と金融資本の達成を目指すことで幸福になれるのです。

社会資本の充実をどうするか

私は幸福には金融資本と人的資本を充実させればいいということに、かなり勇気づけられます。

金融資本と人的資本は、まあ頑張れば目指せそうじゃないですか。

私は高給取りでも何でもありませんが、倹約すれば投資に回す金はできますし。

だからそこは自分次第でなんとかできる範囲ですから。


しかし正直、濃ゆい社会資本の充実は難しい。

ここは厄介なんですよ。

今の世知辛いご時世、みんな心のどこかで避けてますよね。

自分もそうですが、面倒くさいのはごめんだ、というわけです。

そこをどう充実させるかというところですが、「幸福の資本論」には、

「社会資本は小さな愛情空間と大きな貨幣空間に分散する(P267)」

とあります。

『「強いつながり」を恋人や家族にミニマル(最小)化して、友情を含めそれ以外の関係はすべて貨幣空間に置き換える』

ということです。

貨幣空間に関しては本書を読んでほしいのですが、恋人とか家族をコアにしながら、あとは弱いつながりを多くして生きよう、ということでしょうか。

自分はそう解釈しましたが、そう考えれば「それならばできるんじゃないか?」と思えたりします。

大勢の人間に合わせるのは大変ですが、少数の人間、恋人とか家族くらいの人数なら何とかなりそうです(笑)。

だからそこを大事にしつつ、後は弱いつながりをいかに多くするかというのが大事だと思いました。


2つの資本を得ればいい

まあいろいろ書きましたが、自分は3つの資本のうち、どれも中途半端な状態です。

まあしかし努力を続ければ、それなりに達成できそうだし、何よりこの本によって「3つの資本を集めればいい」ということに気が付きましたので、具体的に何をすればいいのかということが分かりました。

要は自分ができそうな2つのことを集めればいんですよね。

「幸福の資本論」を読んで大きな発見をしました。

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