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IBMの実際の配当金の履歴。IBMの連続増配年数は23年。

2018年12月11日火曜日

IBM

IBMは23年連続増配中

2018年12月現在、IBMは配当金を23年連続で増配しています。

IBMの連続増配年数を「23年連続」ではなく「18年連続」としているサイトもあるので、確認のために記事を書いてみました。

そのサイトは「Dividend.com」という米国のサイトです。
Dividend.comより
「Dividend.com」に米国株投資家の中にはお世話になっている人もいると思うし、信頼感もあるかもしれません。

しかし鵜呑みにして「あれっ、23年って言っている他のサイトと違う」と混乱してはいけないので、念のため記事にしてみました。

(私も疑問に思いましたので。)

IBMの連続増配年数は18年ではなく23年です。


IBM本社(米国のIBM)のサイト内のインベスターリレーションに、「Dividends」というページがあり、そこに過去のIBMの配当金履歴が掲載されています。

その掲載資料にはIBMは1996年より連続増配を始めている実績があります。

1995年に25セント、1996年6月に35セントに配当金を上昇させて連続増配の歴史が始まっているのです。

IBM ホームページより
94年95年は25セントのままなので、増配は始まっていません。

1996年に35セントに増配しているので、ここからIBMの増配記録が始まっています。

1996年から2018年で23年連続増配ということになります。

Dividend.comに間違えた情報が掲載されている理由

ではなぜ「Dividend.com」は連続増配年数を間違えているのか?

IBMのホームページを少し見るだけで分かることなのに。

その理由は、株式分割の過去を考慮していないからです。

さきほどのIBMのインベスターリレーション内に「Stock splits」というページがあります。

この中に「1997年5月」と「1999年5月」に株式を「2 for 1 stock split」したという記述があり、株式を1株から2株に分割しているのです。
IBM ホームページより
おそらく「Dividend.com」はこの事実を考慮していないために、

1999年の12セント→2000年の13セント

の実績をもって連続増配年数と記録しているのだと思います。

2000年から連続増配が始まったと考えると、連続増配年数は18年となりますが、それは間違いです。



少し話がややこしいのですが、記録上では確かに1999年にIBMの1株配当金は24セントから12セントに減少しています。

また1997年には40セントから20セントに減少しています。

半分になっているということです。


ですが、さきほどの株式分割の欄で見たとおり、1株から2株へと株式を半分にしているので、配当金の額が半分になっても減配ではなく、実質的に同じ配当金額ということになります。

だから97年と99年は連続増配年数に含むことが可能です。

株式分割が含むのでややこしいですが、IBMは確かに1996年から増配していて、23年連続増配中であり、2000年からの増配ではありません。


と、ここまで23年がどうたらと、わざわざ資料まで出して説明してきましたが、こんなことをしなくてもIBM自身が23年と書いている(笑)。

IBMの2017年のアニュアルレポート内冒頭に、

We raised our dividend for the 22nd consecutive year.(私たちは、22年連続で配当を上げました。)

とあります。

これは2017年のアニュアルレポートなので、2018年では23年ということになります。

最初からいきなりこの1文をだしても信頼感がイマイチわかないと思い資料も出しましたが。


連続増配年数は長いほうがいい

私は米国株を選ぶさいに、連続増配年数を一応気にしています。

18年と23年では少しの違いですが、私を含む配当金投資家にとっては長ければ長いほうがいいと感じるものだと思います。

ネット内に長短混在する情報があったので、念のため調べて記事にしてみました。

参考資料
IBM:dividends
IBM:stock splits
IBM:2017 annual report
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