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【1月22日決算発表】IBMの2018Q4の注目ポイント

2019年1月21日月曜日

IBM

IBMの2018Q4が発表される


IBMの2018Q4(第4四半期決算)が現地時間の1月22日17時に発表されます。

注目しているポイントは、売上・EPSの市場予想との比較の他に、

・売上が市場予想以上に下落しないか
・レッドハット買収に関連してクラウド事業の成長率
・戦略分野の成長率と構成比
・キャッシュフローの推移

このあたりに注目しています。

市場予想

IBMの2018Q4の市場予想は、売上が21.75B(前年22.54B)、EPSが4.84(前年5.18)となっています。

2018通年の市場予想は売上が79.66B(前年79.14B)、EPSが13.80(13.80)となっています。

(市場予想はYAHOO FINANCE、前年の数値はIBM investment informationから引用。)

売上が市場予想以上に下落しないかが一番のポイント

Q4決算で一番気になっているのは、IBMの売上です。

いろいろな注目ポイントはあると思うのですが、今回の決算発表はIBMの売上の下落傾向がどうなるのかが一番大事だと思います。

2018年Q3決算はEPSが市場予想と前年を上回ったのですが、売上が市場予想と前年を下回ったので株価が急落しました。

Q4のIBMの売上市場予想は前年割れの予想です(前年22.54B→市場予想21.75B)。

すでに前年割れを予想している売上が、市場予想以上に下回ることがあれば、株価的には怖いことになりそうです。

株主の心理としてもIBMは決算発表でいつもがっかりさせてくれますが、今回も売上が大きく前年割れを起こすようだと、またもがっかりさせてくれることになります(永遠の不発弾の名称も継続)。


逆に売上が市場予想を上回るだけでなく、前年も超えてくるようなことになれば、株主的には嬉しいし、株価も素直に上昇で反応するのではないかと考えています。

というのもIBMの株価は売られすぎていて、PERは約10倍です。

もし成長軌道に戻ると予想できるならば、低いPER水準は適正ではありません。

低いPERは収益が下落傾向にあるならば妥当ですが、収益が成長する場面では低いPERは妥当ではないからです。

ですのでもしIBMがQ4決算で成長の気配を匂わせることができれば、株価も売られすぎから妥当な株価に向かう可能性はあります。

クラウド事業の成長率

クラウド事業の成長率にも注目しています。

クラウドはAWSやAzureなどがあり、世間的に注目を集めやすい事業ですし、IBMのレッドハット買収に絡んで注目を浴びやすいからです。

IBMのクラウド事業の成長率の推移です。

すでに成長率が鈍化しているように見えます。

IBMがレッドハット買収に踏み切ったということは、おそらく他社に比べてクラウド事業の成長率が弱いからでしょう。

よってQ4決算でも素晴らしい成長率を発表することはないと思います。

ただ市場はIBMのクラウド事業がそこまで良くないことを織り込んでいると思いますから、クラウド事業の成長率が大きく落ちない限り、材料視はされないかなと思います。

戦略事業の成長率と構成比

IBMの戦略分野にも注目しています。

戦略分野はIBMの成長に必要な事業だからです。

戦略分野はここ2年間、約10%のペースで成長しています。

戦略事業の構成比が高まれば高まるほど、IBMは成長できると考えています。

現時点で売上が横ばいなのは、IBMが戦略的に撤退している分野の構成比も高いので、伸びている戦略分野と相殺されて全体的には横ばいなのだと思います。

しかし戦略分野の構成比が高まり、撤退の分野が縮小してくれば、全体に収益は成長方向に向かうのではないでしょうか。

IBMの将来を見つめるという意味で、戦略分野の成長率と構成比は注目すべきだと思います。

キャッシュフローの推移

IBMの株価が低迷しながらも、株を踏ん張って保有している理由はキャッシュフローの存在があります。

売上は低迷しながらも、キャッシュのほうは変わらずに稼ぎ続けているので、IBMはまだまだ稼ぐ力はあると考えられるからです。

これはIBMのキャッシュフロー関係の数値の推移です。

これを見ると、全体的に少しづつ下振れている気もしますが、FCFもしっかりでているし、営業CFマージンも同水準を維持しています。

キャッシュはしっかり稼いでいるからIBMを保有できる理由になります。

ですのでキャッシュフローの推移は注意して、悪くなるようなことがあれば保有に考慮の余地がでてくるし、今のままならば、ホールドでいいのかなと考えます。

まとめ

最後にIBMの2018Q4の決算の注目ポイントをまとめると、

・売上が市場予想以上に下落しないか
・レッドハットの買収に関連してクラウド事業の成長率
・戦略分野の成長率と構成比
・キャッシュフローの推移

の4つです。

これと市場予測との比較をみれば良いのではないかと思います。

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