株式市場は「効率的で正しい」のではなく「妥当」。

株価は将来を正確に織り込んでいない

以前のブログ記事で、株式市場は効率的ではないという記事を書きました。

このことは自分の中では正しいと思っていて、株式市場は常に株価に正解な値段をつけているわけではないと考えています。

株式市場がつける値段は「正しい」値段ではなく、株式市場に参加する人々が「ああ、この銘柄の値段はこれくらいだね」というみんなの意見を集約した「妥当」な値段だ、というのが私の考えです。

大多数の人々が、決算や将来見通し、業界の成長率など今ある情報を考えたら、この銘柄にはこの株価が妥当、という意見を集約したのが株価であると思います。

だから、決算発表や新サービスの発表など新情報があれば、株価はその情報を含む新たな値段をつけようと大幅に動きます。

そういうことを考えると、今の株価が正しいというわけではないと思うし、結局は主観的に銘柄を選ぶしかないかなと思います。


例えば、10月にP&Gの株価が大幅に上昇しましたが、これは10月に発表された決算内容が良好だったため株価が上昇しました。

それまでのP&Gは業績は横這いで株価は冴えない展開で、株価が大幅に上昇するような動きではありませんでした。

10月に決算を発表する前のP&Gの株価は、株式市場の皆が、

「P&Gは業績の上昇はあまり見込めない、、、。」

と思ったのかどうかはわかりませんが、株価は上昇しないと株式市場はそう思っていた。

実際に株価は上昇しませんでした。

皆がそう思っていて、まあP&Gの株価は横ばいが妥当だよね、という意見に収まっていた。

しかし10月の決算発表でP&Gの業績は改善して、株価は上昇しました。


だから株式市場が付ける株価は「妥当」なだけであって、「正しい」わけじゃない。

むしろ大多数の意見を集約しているだけといったほうが正しい。

おそらくP&Gの業績は改善すると考えていた投資家も、少数ながら世界には存在したと思うんですよね。

でそういう人は勝ったわけですが、そういう人からすればP&Gの株価は割安で間違った価格をつけていたことになります。

それはP&Gだけでなく、株価が大きく動く前のボーイングやキャタピラー、アップルなども「妥当」な価格は間違っていてそうじゃないと思った人は勝った。

ボーイングはNYダウ採用銘柄という大きな銘柄なのに、あれよあれよという間に株価は2.5~3倍になった。

ホントに株式市場は効率的で正しいのか?と疑問に感じます。


まあ私はそんな風に考えていて、株式市場は効率的で正しいのではなく、妥当な値段を付けているだけと感じます。

「妥当」は「だいたい正しい」くらいの感じじゃないでしょうかね。

この銘柄売られ過ぎているな、などと考えることもありますが、自分がいいなと思えばいいんじゃないかと考えるようになりました。

市場が必ずしも正解というわけではないですし。


ちなみにですが小型株の株価は「妥当」という範疇もこえて、もはや「勢い」という範疇に入っていると思います。

数か月で2倍になって数か月で半分になる。

妥当でも効率的でもない、ただの勢いだけの値段付けだと思います。

あの値動きは怖い(笑)。

参考記事:
【効率的市場?】買われるからさらに買われて、売られるからさらに売られる。
株価が急変すること自体が非効率的。ホントに正確に織り込んでるのか?


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