【決算分析】IBMの2019Q1は悪くない。これで4%以上の利回りはいいと思う。

IBM、2019Q1


IBMが2019年第1・四半期決算を発表しました。

売上高は2018年が「190.72億ドル」に対し、2019年が「181.82億ドル」となり、マイナス4.7%減少しました。

EPS(非GAAP)は2018年が2.45、2019年が2.25ドルとなり、マイナス8.16%となりました。

(市場予想の売上は184.6億ドルで予想を下回り、EPSは2.22ドルで市場予想を上回る。)


市場予想や前年の数値を下回っったことで、悪い数値に見えますが、2019年Q1は為替の影響が大きいです。

為替の影響をのぞくと、売上高はマイナス0.9%の減少にとどまります。

為替の影響を含めるとマイナス4.7%で、含めない0.9%とは大きく違います。

為替の影響を除いた実質的な数値では、微減という状況です。

そこまで悲観することはない

まあ他のIT企業が当たり前のように前年を超えている中で、売上が微減で喜んでいる場合ではないですが、ところどころいいなと思う数値があります。

まず粗利益率が上昇しています。

2018年の43.7%から2019年には44.7%に上昇しています。

キャッシュフロー金額は2018年に46.02億ドル、2019年は47.59億ドルへと増加、フリーキャッシュフローも13.49億ドルから16.88億ドルへと増加しています。


私は売上に関してはほぼ横ばいとそこまで悪くないと捉えています。

なおかつ利益率の上昇、キャッシュフローの増加と、パッと見の「売上高前年比マイナス4%」という印象ほど、今回の決算は悪くないと考えています。

IBMの改革は進んでいるのではないか

IBMは伝統的な事業を捨てて、これからの時代に求められる事業に転換してきました。

そういった一連の流れがようやく実を結びつつあるのではないかと考えています。

楽観的に考えすぎかもしれませんが、利益率の上昇やクラウド事業の伸び、レッドハットの買収を考えると、ある程度は目途が立ってきたというように感じるんですよね。

Q1の売上は為替の影響によって減少していますが、為替はIBMのせいではないので、そこは割り引いて考える必要があり、売上高はほとんど横ばいでしょう。

以前のように売上が下回る流れではないことを考えると、これからはIBMのターンではないかと考えます。

また利益率が上昇しているので、IBMの製品やサービスの強さを感じさせるものとなっています。

あとはレッドハットとの合流で、IBMが進むべき道みたいなものが決定づけられるのではないかと考えています。

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